【注目技術】災害時にも機能する「海水淡水化熱源給湯ヒートポンプユニット」を開発~ゼネラルヒートポンプ工業

◆海水を淡水化した水を熱源として利用するヒートポンプユニット◆

◆竹富島のリゾートホテルに初導入◆

ゼネラルヒートポンプ工業(名古屋市中村区名駅2-45-14、柴芳郎社長)はこのほど、海水を淡水化した水を熱源として利用する「海水淡水化熱源給湯ヒートポンプユニット」を開発し、沖縄県竹富町リゾートホテル「星のや竹富島」に初導入されました。


◆再生可能エネルギーの自家利用と貴重な水資源の確保を両立◆

開発したシステムは、海水淡水化装置のほかに、太陽光発電と蓄電池設備をユニットとして組むことで、再生可能エネルギーを自家利用でき、水資源が乏しい離島でも、豊富な海水から熱源となる淡水を得ることで高効率な給湯を実現する点が大きな特徴です。


熱源として熱を採取した後の淡水も、貴重な淡水資源として宿泊施設などで二次利用でき、水道費の削減にも寄与できる点も目を引きます。

◆海水淡水化熱源ヒートポンプユニット導入施設では災害時に島民の避難施設にも◆

「星のや竹富島」への導入事業は、環境省の「地域の防災・減災と低炭素化を同時実現する自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業」に採択されたもので、平時は再生可能エネルギーの自家消費と高効率ヒートポンプユニットによる省エネ効果、水使用量の節約によって温室効果ガス排出を抑制しながら、宿泊施設に必要な給湯と同時に、飲料水や食材加工等に用いられる冷水を確保することが可能ですが、災害時にも太陽光発電と蓄電池のみで導入システムを一定時間稼働させることが可能であり、宿泊客だけでなく竹富島民の避難施設として活用可能な設備になっている点も特筆すべき点になっています。


平時・災害時に環境対策と安全・安心対策を両立できる「海水淡水化熱源給湯ヒートポンプユニット」は、災害対策等が求められる今、各方面の大きな関心を集めそうです。(記事中図はゼネラルヒートポンプ工業提供)

※この記事はECO SEEDが発行している電子専門紙「Geo Value」Vol.126(2021年6月28日付)に掲載したものです。

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