西日本最大級の物流拠点に国内最大級の地中熱利用システム――。アマゾンジャパン合同会社と三菱地所株式会社は8月、名古屋市港区内にAmazonの物流拠点(フルフィルメントセンター:FC)を新設します。この拠点は、三菱地所の施設「ロジクロス名古屋みなと」(名古屋市港区品川町2-1-6)をAmazon専用に設計し、延床面積は約12万5,000㎡、商品保管容量は約137万立方フィートで、西日本最大のFCとしています。
このFCでは、Amazonと三菱地所が協働し、地中熱空調システムや壁面設置の太陽光発電設備などを導入。これにより、施設の運営に係る温室効果ガスの排出およびエンボディドカーボン(建築物の資材調達から輸送・建築・修繕・廃棄等、建築物の運用以外で発生する二酸化炭素)削減を見込むとし、日本の建物として初めて、国際的な認証であるInternational Living Future Institute(Living Future)のゼロカーボン認証取得が見込まれています。
国内最大級とする地中熱利用システムは、200本の地中熱交換器を実装。1階部分の冷房および暖房に利用することで、低エネルギーで室温を快適に保つとしています。これにより従来の空調と比べて約30%のエネルギー消費量削減が見込まれているとし、Amazon全体の物流拠点においても先進的な取り組みとしています。(以上、「Geo Value」Vol.233より)
詳細はアマゾンジャパン合同会社のプレスリリースを参照してください。
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