温室効果ガス排出抑制、ヒートアイランド現象緩和効果など多様なメリット!~NPO法人地中熱利用促進協会・柴広報分科会長に聞きました~その4

前回、電力消費量のお話を頂きましたが、NPO法人地中熱利用促進協会・柴広報分科会長インタビュー4回目は、「地中熱の多様なメリット」をお伝えします。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

※温室効果ガスの排出量を減らします!


柴氏「メリットはそれだけではありません。

 エネルギー消費が減るということは必然的に温室効果ガスの排出量も抑制できます。(下の図は、環境省の地中熱利用システムパンフレットより)


※ネット・ゼロエネルギービル(ZEB)等作る際にも大きな役割!!


 『地中熱ヒートポンプ』自体は動力として電気が必要なので、それ自体でエネルギー消費をゼロにすることはできませんが、エネルギー消費をとても少なくすることができるため、断熱効果の高い省エネ技術や太陽光発電などその他再生可能エネルギーの発電システムなどと組み合わせることで、エネルギー消費の極めて低いシステムを作ることが可能です。エネルギー消費を正味ゼロにするネット・ゼロエネルギービル(ZEB)等を作る際等にも『地中熱ヒートポンプシステム』は、大きな役割を果たすことができます。



     ※外気への排熱なくヒートアイランド現象の緩和効果も!!


 また、先ほど言いました空気熱を利用するエアコンは、夏の冷房をしていると外気よりも高い温度の熱を外気に放熱しますが、『地中熱ヒートポンプ』は地中に熱を放出するため、外気に放熱はありません。都市では最近、ヒートアイランド現象による夏の温度上昇が問題になっていますが、『地中熱ヒートポンプ』はその緩和効果も期待できます。(下図:環境省地中熱利用システムパンフレットより)

(次回へ続く)

0コメント

  • 1000 / 1000